2018/11/07 桑原あいザ・プロジェクト「To The End Of This World」リリースツアー
以前、ラジオにパーソナリティーとして出演してくださったジャズピアニストの桑原あいさんのライブ。8月にリリースしたアルバム『To The End Of This World』をメインにした90分。私は普段ジャズのライブを観ることはないのだけれど・・・こんなにも激しいなんて!桑原さんとピアノがおしゃべりしているいうか、お互いの才能がMAXでぶつかりあっているというか・・・そこにベースとドラムが加わって、曲をより深いものにしていた。あと、ラジオが2時間できちゃうくらいだから当然なんだけど、喋りも上手で、27歳にしてこの貫禄・・・見習いたい。ゲストでボーカルやラップ、ストリングスが加わったりと豪華な90分だった。
2018/11/01 ポール・マッカートニー フレッシュン・アップ ジャパン・ツアー 2018
更新をサボっていたわけではなく、最近全然ライブに行っていなくて、久しぶりのライブが!なんと!ポール・マッカートニー。ポールといえば、ビートルズ。ビートルズといえば、わたしが好きなアーティストに多大な影響を与えたバンドで、洋楽に疎いわたしでも知ってる曲がたくさんある、数少ないバンド。ある意味、CDといったパッケージされたものの中でしか出会えないと思っていたのに、ソロという形ではあるけれど、ビートルズの代表曲をライブでたくさん聴けたのはわたしにとってはかなり衝撃的だった。衝撃的すぎて、なんか正直、うまく文章にまとめられない。「Love Me Do」とか「From Me to You」とか「Ob-La-Di, Ob-La-Da」とか「Back in the U.S.S.R.」とか!たまらん!
まず「Let It Be」でもうかなりキテたんだけど、特に本編ラスト「Hey Jude」の大合唱は一生忘れられないと思う。スマホのライトを揺らしたりだとか、アリーナ席の人が「Na Na」と書いた紙を掲げてたりとか・・・その光景だけで、なんかこう、胸にグッとくるものがあって。こんな素晴らしい曲を、こうして今、一緒に歌えていることがすごく嬉しくて、とにかく涙が止まらなかった。国とか言葉とか時代とか年齢とか一切関係なくて、素晴らしいものはいつまでたっても素晴らしいと感じた瞬間である。
ちなみに、新作も聴いて行ったので「Who Cares」とか、「007」シリーズが好きなので「Live and Let Die」とか聴けて嬉しかった〜。日本語を交えたMCも多かったし、ジョンやジョージのエピソード、お茶目な動き・・・「Eleanor Rigby」の出だしでミスした時は「これがライブだってわかったでしょ?」って笑。とにかくもう、笑って、泣いて、とても楽しい2時間半だった。また観に行く機会がありますよう。
2018/09/23 きのこ帝国 New Album 『タイム・ラプス』Release Party
きのこ帝国のニューアルバム『タイム・ラプス』を引っさげてのライブ。以前の記事にも書いたように、これまで淡々とした感じの曲(あくまでもイメージ)があまり受け入れられなかったのだけれど、このアルバムを聴いて、なんだかごめんなさいという気持ちになった。こんなにも激しい音がぶつかっていたなんて。表題曲の「金木犀の夜」はとても気に入っていて、もはや冒頭、中盤、ラストの3回くらい聴きたかったほど
「エモい」。このライブでも何度も出てきた言葉だけれど、まさに「エモい」が似合うバンド。ライブハウスだからといってノリノリ、というわけではなく、客はじっくりとその「エモい」世界に浸る。アルバムの曲と、過去の名曲と。まさに今のベストオブきのこ帝国なライブだった。
きのこ帝国ってひとつの色で例えられない感じがいいな。深い青とかピンクとか、いろんな色が混じっている感じ。
きのこ帝国のニューアルバムが刺さる
2018/09/09 Mrs. GREEN APPLE ENSEMBLE TOUR ~ソワレ・ドゥ・ラ・ブリュ~
ミセスのツアーファイナル。いやいやとんでもないことになってました。アルバム『ENSEMBLE』のジャケットの世界をそのまま再現したような、完全なるエンターテインメント。ジャケットの、扉の向こうに広がる世界が、多分、昨日わたしたち観客が観たステージ。前回ワンマンを観たのはいつぞやの国際フォーラム(「鯨の唄」が出た頃?)だったんだけど、その頃とははるかにパフォーマンスもMCもすべてがパワーアップしていて、とても結成5年とは思えない貫禄と、そして、歌・楽曲・ダンス(!)と、大森さんの才能にただただ驚かされたのでした(本当に21歳なの!?)。
失礼な話、どうしても似たようなパターンの楽曲が多くなりがちなバンドもある中、ミセスの場合、ロック、ポップス・・・アレンジ含めいろんなサウンドにチャレンジしていて、とにかくバリエーションが豊富で飽きさせないというか。そこに至るには、終盤のMCにもあったように、大森さんの中で色々と苦しみがあったに違いないけれど、それを乗り越えられる人って早々いないと思うから、全然間違ってなんてない。
アルバム含め、最近の「Love me, Love you」「青と夏」は特にお気に入りで、結構聴いていた身としてはそれが聴けるだけでありがたい気がしたけど、この日は、未発表曲含め新旧バラエティに富んだ約30曲を披露。まるでベスト盤を出したかのようなこれまでの集大成ともいえる3時間だった。