すごい音楽

ライブを観たときの話とか。

ベットインよりベッドイン

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きのうはクリープハイプがキュレーターをつとめるBowline Liveへ。出演バンドの1組である銀杏BOYZは、ここ最近ずっと弾き語りで出演していたけれど、前回大阪のフェスでバンド編成になったと知って、すごく楽しみにしてた。

1曲目は新曲の「生きたい」。前回のビバラで初披露されたとき、それこそ弾き語りで、周りは正直ポカーンとしていたところもあったけど、途中からバンドが加わって、その迫力に圧倒されてしまって。魂が宿ったって、きっとこういう感じ。1曲で20分くらいあったと思う。途中から、世界観といい、歌い方といい、なんとなく中島みゆきと重ねてしまってた。わたしがどうしても彼に惹かれてしまうのは納得だなあと(本人が意識しているのかどうかはわからないけど)。

1曲目でガツーンと聴かせておきながら、2曲目は「BABY BABY」だから参ってしまう。その幅の降り方というか。サビの部分、みんなで大合唱。そして「ぽあだむ」「新訳 銀河鉄道の夜」。弾き語りもいいけどバンドで歌う峯田さんはキラキラしすぎてて・・・たった4曲だったけど、あ~、これが聴きたかったんだ、って思った。まあ、おとなしめの曲が多かったのであまり大きな騒ぎにもならずファンは不完全燃焼だったかもしれない・・・(すごいガタイのいい警備員がわんさかいたのにほとんど活動せず笑)。

ネットで無料でいくらでも音楽が聴ける時代に、わざわざチケットを買ってこんな遠くまで来ていただいてありがとうございます・・・と峯田さんは言っていた。やっぱりあの感動はライブでないとわからない。だから足を運ぶ。わたしは昔、CD通りにうまく歌うことが歌のすべてだと思っていたけれど、いや、うまく歌えることは前提なんだけど、でもそれだけじゃなくて、パフォーマンスにおいて感情を揺さぶる何かがとても重要なんだなと思った。うまいだけじゃだめなんだ。

とはいえ一番くったくたになったのはトリのクリープハイプである。飛んだなあ~。エロ、ラブホテル、社会の窓の盛り上がりは半端なくて(※どれも曲名!)、スタンディングで観るのは初めてだったから勢いに圧倒されてしまった。HE IS MINEに至っては・・・みんな「あれ」叫びたいだけじゃん、っていう笑。

そんなこともありつつ、MCで尾崎さんが「昔、ギターもってタワレコにいるのが恥ずかしくて…音楽やってるって思われたくなくて。自分に自信がなくて」って言ってたのがとてもとても印象的だった。わかる。今のわたしがそうだから。最近自分が放送作家だって名乗ることがすごく恥ずかしくて、何も悪いことしてないんだけど、誰かに誇れるようなこと何一つしてなくて、周りにどんどん置いていかれてる気がして・・・だから最近ネット上でも安易に名乗るのをやめた。やめることのほうがデメリットがありそうだけど、今名乗るだけの仕事ができているかっていったら全然できてない。そんな風に思ってた人が他にもいたなんて(今は思ってないだろうけど)。少しだけ嬉しかった。

来月は今のところライブの予定がない。どうやって生きていこう!!!