すごい音楽

ライブを観たときの話とか。

日本の夏、ロッキンの夏、、、(8月13日)

https://www.instagram.com/p/BOWL-zhl5EM/

ここ数年すっかり夏恒例となったROCK IN JAPAN FES.だが、今年はいつも一緒に行っている友達とスケジュールが合わずひとりで行く事に…昔はぼっちが怖くてフェスに行けなかったのにいまでは余裕で行けてしまうからいろんな意味で恐ろしい。まあ、実際行くと単独行動している人いっぱいいるしね。行動スケジュールをしっかり組めば全く問題ないけど、でもやっぱり友達とワイワイ行くのが本来の楽しみ方だと思う。

観たアーティストは、ゴールデンボンバークリープハイプBLUE ENCOUNTでんぱ組.inc、[Alexandros] 、THE YELLOW MONKEY。GRASSとLAKEの往復で全然冒険しなかった…笑。というか観たいものをちゃんと観た!本当いうとKen Yokoyamaも観たかったんだけどなあ、曲だけ遠くで聴いてた。

印象に残ったのはクリープ、ブルエン、そしてイエローモンキー。クリープってなんで急に聴きたくなるんだろう。ちょうど自分の中で欲してていいタイミングで聴けた。新曲の「鬼」がめちゃくちゃよかったなあ。そして、あんまりクソ暑い中聴くイメージでもないけど、なんだかんだで夏にまつわる曲が出てくるのがいいね。「エロ」って何度聴いてもとんでもない曲だ。でもそれがすべてだと思った。余計な前置きとかは要らない。

ブルエンは久しぶりで、結構楽しみにしていた。新曲の「だいじょうぶ」がすごく好きで。途中からだったから上のほうで観ていたんだけど、客席の中央は大きなうねりみたいなものができていた。「きょう死んでもいい」なんて…あんなステージに立ったら死にたくなくなるでしょ。「GRASSに行きたい」と言ったその夢、遠くない気がしたなあ。最近じわじわきている田邊くん…わたしの中で弟を見守るような気持ちだ。弟いないけど。あの全力MC、いつまでも続けて欲しい。

そしてこの日の一番のお目当てで、GRASSのトリを務めたイエローモンキー。運良く最前をゲットでき、これでもかというほどメンバーの名を叫び歌いまくった1時間だった。いろんなところで「イエローモンキーはもう解散しません!」って言ってるけど、何度聞いても嬉しいし、ありがとうと思ってしまう…まだ活動してるのが信じられない…そしてさらにパワーアップしている!!まさに“何よりもここでこうしてることが奇跡と思うんだ”なのだ。わたしも“もう一度運命のタイマーを回す”よ。

今回観たアーティストはどれも素晴らしかったけど、もう別格すぎて言葉にできない。絶対的な何か、っていうのかな…。「バラ色の日々」「JAM」の大合唱…今年の夏、一番の思い出になった。今回のをきっかけに10代とか20代の子が観て興味持ってくれたらいいなあ。

また来年!

 

1.SUCK OF LIFE

2.楽園

3.ROCK STAR

4.球根

5.ALRIGHT

6.SPARK

7.バラ色の日々

8.パール

9.LOVE LOVE SHOW

10.JAM

11.悲しきASIAN BOY

 

上半期観たライブの話

もう8月になってしまったが、そういえば今年は去年以上にライブに行っているなあと思い、少しまとめてみることにした。4月から新しくラジオの仕事をはじめて、それでってのもあるんだけど。印象に残ったライブは下記の3つ。※一部ネタバレを含みます。

 

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THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016代々木第一体育館

ひとつ前の記事でも書いたように、ずっと「CDや映像の中だけの人」だと思っていたのに、まさかの復活!でも正直、復活初日となったライブ当日(5月11日)は興奮状態で、とにかく衝撃的であんまり内容を覚えていなくて。その後実は、7月にもう一度大阪に観に行っているんだけど、そこではじめてちゃんと楽しむことができたように感じた(むしろ下半期にも食い込みそうだ笑)。ライブ行ってからも曲聴きまくっていて、むしろ昔よりも好きになっているんじゃないかなと思う。本当に復活してくれてありがとうとお礼を申し上げたい。

 

https://www.instagram.com/p/BOWLiFlFLiO/

銀杏BOYZ 世界平和祈願ツアー 2016@Zepp DiverCity

ここ1〜2年で銀杏BOYZは時間が許す限り観に行っていたけど、ワンマンはこれがはじめて(6月22日)。前から数列目をゲットして、これはいい感じだと思ったら開始数曲目であまりにも激しすぎて「もう無理だ・・・」と思い、泣く泣く後ろへ。う、後ろのほうがよく見えるじゃんかよ!暴れるよりもしっかり曲を楽しみたかったので。上半期1番激しかった!峯田さんの歌う「骨」がポップすぎて、なんだか浮いてたけど、わたしはその曲すごく好きだから聴けて嬉しかった。隣にいた女の子が「漂流教室」で号泣してて、ステージに向かって「こんなかわいい子があなたの歌で泣いていますよ」と伝えたい勢いだった。そんなわたしも次の「東京」で一気にドカーンと来てしまって・・・よくわかんないけどあの曲はダメだ。泣かせるね。

今までダイブしている人に、うらやましい!とかやってみたい!とか一度も思ったことなかったのに、このライブではじめて「ダイブすると違う世界に行けるかもしれない・・・」と思ってしまった。実際女の子でもしてる子いたし。銀杏BOYZのライブは、ステージにいる峯田さんとの闘いだ。こんなこというのもアレだけど、まるで「◯◯◯◯している」ように感じたライブは生まれてはじめてだった。音楽で「◯◯◯◯」。この気持ち、わかる人いるだろうか・・・。そういった意味では、THE YELLOW MONKEYも性的にかなりくるんだけどね。

 

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★back number tour2016 ”ミラーボールとシャンデリア”幕張メッセ

わたしは一体何が好きなんだと言われるくらいジャンルが幅広いんだけど、どれも言えるのは歌詞がどれも日本語が多くてドラマティックだったり文学的だったりするものが好きなんだと思う・・・と弁解したところで、イエモン、銀杏からのback number。

半年前から楽しみにしていたこのライブ、実は2日連続で行ってしまった・・・!2日とも同じセットリストだったにもかかわらず2日とも「クリスマスソング」でウルってきてしまうこの単純さ・・・ちょうどこの「クリスマスソング」が似合う時期、いろいろあったなあとか思い出したらなんとも言えない気持ちになった。「クリスマスソング」も「ヒロイン」も完全冬の曲だけど、全然冬じゃなくても聴けちゃう感じわかるかね・・・。

1日目のMCでは、幕張メッセでの公演とあってか思うところがあったらしく、ついつい本音というかわりとネガティブ発言が多かった依与吏さんだけど(2日目はそんな感じはなかった)、実はその感じが好きだったりするのでいつまでも卑屈なままでいてほしい。

ちなみにback numberでは性的な興奮は覚えなかったけど笑、終演後とてもさわやかな気持ちになれるいいライブだった・・・。

 

本当は行ったライブ全部感想書きたいんだけど、ナタリーばりの知識もライティング力もないのでこういう感じになってしまうのである。あと、思ったんだけど、本当に本当に好きなアーティストは自分の主観がガンガン入ってしまって感想が書けない。特にGLAYは・・・。将来どこかでライブコラムでも書けたらいいなあと思うけどまだまだ精進が足りなさそうである。

 

今月観たライブの話 〜THE YELLOW MONKEY復活〜

https://www.instagram.com/p/BOWLBJCFrNH/

ちょっと前の話になるけれど、THE YELLOW MONKEY代々木第一体育館。今年の1月に発表された時からずっと楽しみにしていた。運良くツアー初日のチケットが取れたんだよな。「一体1曲目に何を演奏するのか!?」で話題になっていたあの日。

会場に入ると、ステージ上の幕?スクリーン?に開演時間19時までのカウントダウンの数字が表示されていた。基本的にライブは押すものだと思っていたけれど、今回はライブ中継することになっていたし、「本当に」始まるんだとそれだけでもワクワクする。19時まであと10秒・・・会場内でカウントダウンが始まる。「本当に」本当なのだ。

そして19時!SEから・・・ジャカジャーン〜そのイントロを聴いた瞬間にうわああああっていう歓声が会場内に響き渡る。そう「プライマル。」のあのイントロ。今、思い出しただけでも鳥肌が立つし、涙が出そうになる。それだけ衝撃的だったのだ。

THE YELLOW MONKEYは、GLAYのファンになるもっと前、中学生のころから実は好きで、おこづかいでCDなどを買ってはいたものの、結局ライブに行けないまま解散してしまって、わたしの中ではずっとCDや映像の中だけの存在だった。それがまさかまさか活動を再開させるなんて!中学生の自分に頑張って生きてればライブ観られるよ!って伝えたい笑。あの曲もあの曲も!ラストのあの曲まで・・・本当に素晴らしい2時間50分だった。

今、流行っているロックもいいけれど、ザ・エイトビートのロックを聴いていると安心してしまう自分。これこれ、これを欲していたの、と体がものすごい勢いで彼らのエネルギーを吸収していく感じ。吉井さんがMCで「また活動を続けさせてください・・・」と言った時はジーンとなったな。一時的な復活ではなく、今後もずっとバンドとして活動していくみたい(フェスも出るし・・・)。

またライブに行けますように。

 

今までの「ファンタジー」を期待してはいけない…!おごそかに楽しむオトナのSEKAI NO OWARI「THE DINNER」

https://www.instagram.com/p/BOWK0i8lmdr/

SEKAI NO OWARI「THE DINNER」幕張メッセ公演に参加してきた。ネタバレを大いに含むので、すでに参加した人、気にしない人だけ読んでほしい。

毎回会場に入るたび、ステージのセットには本当におどろかされるが、今回は中央に一軒の家が。どうやら森の奥の奥にひっそりと建っているみたい。今までの世界樹やTwilight Cityの世界観に比べると、だいぶコンパクトな印象だが(いやいや、会場内に一軒の家が建っていること自体じゅうぶんすごいんだけど)、ここで何かが起こるんだろう、どんな仕掛けがあるんだろう…と開演前からワクワクさせてくれる。

2次元から3次元へ…オープニング映像を飛び出し「本当の」車に乗って一軒家にたどり着いたメンバー。これまではダークな世界も見せつつ、でもファンタジー、ポップも併せ持つ「楽しい」セカオワワールドだったのが、「ANTI-HERO」で静かに始まった今回は、どうやら雰囲気が違う。とにかく「静か」、とにかく「暗い」のだ。ガンガンアガる!っていうより、しっとり、じっくりセカオワのメンバーが提供する1曲1曲をじっくり噛み締めながら聴くというか。ノリノリを期待して行った人はもしかしたらちょっと戸惑うかもしれない(特に子どもとか…)。わりと大人しい曲が多かったので、不完全燃焼のまま終わってしまった感はあるけれど。

ところで…とうとう!?有料化になった例のスターライトリング、身につけている人もたくさんいたけれど、正直つけてなくても楽しめると思う。昔はライブにおいてスターライトリングの効果による盛り上がりの部分が重要視されていたのかもしれない。でも、なくたってじゅうぶん楽しめる演出になっている。そこに重きを置く必要がなくなったのかなあと勝手に思っている(転売問題もありつつ)。その証拠に「Dragon Night」でもリングは点滅しなかったし(曲紹介も随分あっさりだった)、ライブの定番曲「虹色の戦争」は今回やっていなかったほど。

だからといってパワーダウンしているわけでは決してなく、例の一軒家を使ってのパフォーマンス、「THE DINNER」と題するにふさわしい、観客を巻き込んだ、まさにファン悲鳴モノの演出などセカオワにしかできない驚きの仕掛けがいっぱいなので、五感をフルに使って堪能できるのは言うまでもない。前菜からデザートまで、彼らがもてなすフルコースを、ストーリー仕立てで楽しむような2時間だった。

ごちそうさまでした。

 

 

「愛地獄」先行上映で見つけた地獄

愛地獄 [Blu-ray]

来月発売の銀杏BOYZのライブ映像「愛地獄」。この先行上映がポレポレ東中野という映画館で行われるということで初日のきのう、早速会場まで足を運んできた。

内容に関しては、これから観る人もたくさんいるから省くけど、峯田さんがセレクトした印象に残ったライブが3本、ほぼノーカットで収録されている(時々入る謎の「日常」ショットの意味を伺いたいところではある)。

実は4人体制でのライブを観たことがなく、3人が脱退してからファンになった珍しいタイプの人間なので、わたしがこの目で、生で観ることができなかった4人の姿を大きなスクリーンで体感することができてすごく嬉しかった。峯田さんは、3人へのはなむけ、と言っていたけど。愛があっていいなあ。

それと映画館で観る意義としては、4時間30分がいろんな意味で壮絶だろうなっていうのはなんとなく観る前から想像できていて、いきなり自分の部屋の日常的な空間で、一人で最後まで観る勇気というか体力に自信がなかったのである。峯田さんは別にどうやって観てもいいですよとか言いそうだけど、なんとなくお菓子をボリボリ食べながら観るもんでもない気がして。そういった意味で、別にお客さんの誰かと話したわけでもなんでもないけど、観に来ている人は結構なファンだろうから、大勢で一緒に観ることができてよかったなと思っている。だって、アフタートーク含めたら約5時間、みんなそれなりに覚悟して来てるわけでしょ。

峯田さんはアフタートークで「ステージの上の自分はコピーロボットみたいなもんで…」と言っていたように、普段の彼とステージの上の彼におそろしいほどのギャップがあるというのはなんとなく容易に想像できる。

過去にいろんなところで書いたように、汗、血、唾液、その他全身から出る水分という水分を全身から発してステージでパフォーマンスしているその姿。バンドのことをよく知らない人がうっかり何かのタイミングでこの映像を観たら「気がふれている」「なぜこの人たちはこんなに死に急いでいるんだろう」って思うかもしれない。昔のわたしも思ってた。ところが、駆け抜けて、ひたすら駆け抜けて「生き急い」だ結果があれだった、そんなことに気づかされる。こう、どうしても瞳の「純粋さ」は嘘つけなくて…真面目な人がやる「スイッチの入れ方」なんだよね。根が真面目な人って0か100かみたいなところあるからさ、わたしもそういうところあるけれど、適度な感じがわからず、ああなる笑。

その一方で、わたしが一度コピーロボットの本体…に近いと思われる部分(楽屋だったから)でお会いした時はとても冷静で、ライブの中のことについて触れてはいけないのではないかと思わせるくらいのオーラだったことをよく覚えている。ネットとリアルの性格が違う…ってのに近い感覚かも。なんかこう、言葉にはできないクレバーさが見え隠れしているというか。とはいえわたしもほぼコピーロボットの彼しか見ていないわけだから、本人に言わせてみれば「勝手に分析すんな」ってとこだろうな笑。コピーロボットの話は自分でもよく言い表せないと言っていたけれど、でもわたしもなんとなくその気持ちはわかるなあ。わたしの場合は、最近コピーロボットを起動するのすら億劫になってしまったけれど。本当に、峯田さんには聞いてみたいこと、いろいろある。

1日たった今も、なんだかまだ「愛地獄」の中でフワフワしてる。やわらかい地獄って、こおゆうことだったのか。