すごい音楽

ライブを観たときの話とか。

2019/01/15 銀杏BOYZ「世界がひとつになりませんように」@日本武道館

https://www.instagram.com/p/BsqJO08BF6A/

2019年ライブ初めにして、銀杏BOYZ2度目の武道館公演は峯田さんの語りから始まった。「1月15日は自分にとって誕生日でもあり、葬式でもあり、結婚式でもある」と。そして「あけましておめでとう」って。そして「生きたい」で弾き語りを始めると、後半でバンドが加わりどかーんと爆発する。怪我とかできないだろうけど、武道館だからいろいろあるだろうけど、そこにいるのはいつもの峯田さんだった。汗と、ヨダレと、しょっぱなからもうダラダラで。なんかほっとした。

新曲「GOD SAVES THE わーるど」含め、これまでの過去の曲を惜しみ無く披露する。そして、前回の武道館公演で反省したという「MCでしゃべりすぎ」も相変わらず。でもどれもとてもいい言葉だったなあ。一番印象に残っているのは、もう、バンドを辞めようと思ってスタジオを飛び出して乗ったタクシーでのこと。そのカーラジオから聴こえてきたのが、RCサクセションの「スローバラード」だった。そういえば、前回の武道館のエンディングで流れていて、しんみりとした気持ちで会場を後にしたのを覚えている。その時、ボリュームいっぱいあげてください、ってお願いしたらしい。環七を走りながら、窓の外を観ながら、「スローバラード」を聴きながら。峯田さんは何を思ったろう。誰にでもそういうことってあるんだなって。

その後、亡くなった事務所の社長さんの話がありつつ、満を持して披露された「スローバラード」のカバー。この曲を、峯田さんに歌い続けていってほしいなあ。

話によると、峯田さんは今でも普通に電車に乗っているらしい。普通でいたいからって。すでに普通の存在ではいられない気もしなくもないけど、でも、その気持ちはわかるなあ。そういう気持ちを持っているところが好きだから。あと、曲を作った人が裏でどんなことをしていても、生まれたラブソングには罪はないっていうの。わかる。でも、そこからの「恋は永遠」は卑怯だ!ある意味!!どんな顔して聴いたらいいの!!!

今回のグッズに背番号10番のサッカーシャツがあった、ということで、まさしくこの日の銀杏BOYZは、音楽界の日本代表だったと思う。タイトルは「世界がひとつになりませんように」だけど、確実に武道館の中はひとつになってたな。あっという間の3時間だった。

残念ながら!?今回のセットにはブランコはなかった・・・終演後、「帰れない二人」(先日ラジオでかけてましたね)を聴きながら、また1月に同じ場所で「あけましておめでとう」と言えますように。そう思った。

 

恋は永遠