すごい音楽

ライブを観たときの話とか。

SEKAI NO OWARI「Twilight City」に行ってきた 〜なんだかんだで愛されてるよ、ドラゲナイ〜

https://instagram.com/p/5UWmXghmse/

というわけで、きのう日産スタジアムSEKAI NO OWARIのライブを観てきました。前回の富士急に行った時は、ちょうど台風が直撃したときで、ライブを楽しむというよりも豪雨の中震えながら過ごしたっていう思い出しかなく…今回はちょうど梅雨明けだったということもありバッチリいいお天気。楽しめました。

ステージは大きな木の中にある街「Twilight City」。毎度毎度なんだけど、会場に入ってあの大きな木を見た瞬間、本当にワクワクが止まらない。鐘の音、そして「炎と森のカーニバル」でスタート。言葉で言い表せないのが作家(と名乗っている者)として悔しいのだけど、あのイントロだけでなんとも言えない気持ちにさせるのです。

 

https://instagram.com/p/5UW3CEBmsx/

もちろんライブ中はセカオワならではのいろんな仕掛けがあって、「ファンタジー」ではまさかのリアル銀河列車に乗ってメンバーがスタジアムを一周。想像の世界がどんどん実現されている。あったらいいなって思うことを本当に実現できるって並大抵のことではないです。さらにその銀河列車はスタジアムのフィールドを走るだけではなく、「ムーンライトステーション」ではとうとう空を走ってしまった!!前日は強風でできなかったらしい。とにかくすごい!しか言いようがない。

途中メンバーもこの木のステージのあちこちで演奏してみたり。Fukase×Saoriの「ピエロ」、Fukase×Nakajinの「スノーマジックファンタジー」よかったなあ…「スノーマジックファンタジー」がアコースティックバージョンで聴けるとは。今回でいうと「ピエロ」とか「PLAY」とかがわかりやすい例だと思うんだけど、Fukase×Saoriの2Sを見るたびものすごくものすごく切なくなる。Saoriちゃんが本当に温かい目で見守ってるっていうのが伝わってくるからかなあ…何を考えているか本当のところはわからないけれどわたしにはそう感じたな。

そんなSaoriちゃんの歌詞がすごく好きで。今回「プレゼント」という曲(Nコンの課題曲)を披露していましたが、わたしは今回のライブで一番ぐっときてしまった。セカオワの世界ってときに厨二病とか言われたりするけど、どこか「弱者」目線なんだよね。それは厨二病でもなんでもなくて、たぶんみんなが思っている&一度は思ったことがある、でも言えないような、そんな純粋な気持ちをわかりやすく歌詞にしてるだけなんだよなあ。歌詞を読み返すとまたつらいんだけどとてもいい詞なのでぜひ聴いてみてほしいです。

まあこんな感じでしっとり書いてしまったけれど、なんだかんだで一番盛り上がったのはドラゲナイこと「Dragon Night」でしたね。優勝。あのイントロが流れ出した瞬間にNakajinが「みんな〜この曲歌える〜!?」って。そりゃ歌えるでしょ。それまでは普通のマイクで歌っていたFukaseもそのときばかりはあの!トランシーバー型マイクと旗を持って歌ってました。そうそう、ドラゲナイはそれがなくっちゃね。ネットでいろいろ言われたりしてるけど、なんだかんだでその話題性をうまいこと味方につけてるなあと。うまいです。

セカオワは「Dragon Night」や「RPG」みたいに子どもが聴いても楽しい、ノレる曲もあるし、その一方で今回の新曲「ANTI-HERO」とか「SOS」みたいなちょっと大人な曲もある。「これがセカオワ!?」じゃなくて、「全部、セカオワ」。これっていうジャンルにとらわれてないところが素晴らしい。最後のほうで過去を振り返ってそのときのことを悔しがる一面もあったけど、「今、日本で一番大きなステージに立っています。だからみんなも負けんな!」って言ったFukaseの表情はとても素敵だった。強くなりたい。