すごい音楽

ライブを観たときの話とか。

「ぼくの名前はズッキーニ」プレミア上映会

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きょうは音楽の話ではないのだけれど。2月10日公開の映画「ぼくの名前はズッキーニ」(吹替版)のプレミア上映会へ行ってきた。

上映前に、峯田さんと麻生久美子さんの舞台挨拶があって、見どころとか収録の時のエピソードとか話してくれたんだけど、峯田さんは相変わらずの峯田さんで、最初に作品を観た時の感想を聞かれて「家でDVDが再生できなくて別の場所で観ました」とか、印象に残っている役を聞かれて「シモン(赤髪の子)。同級生の佐藤くんを思い出しました」とか、思わず突っ込みたくなる場面がなんども。そのあと映画の中でシモンが出て来るたび、佐藤くんがちらついて仕方がなかったよ!!

つきあいが長いだけあって、そんな峯田さんに突っ込みを入れたり優しくフォローする麻生さんがさすがだなあと思った。「観た人が自分の声だとわからないように演じたい」と話していたけれど、実際観ても確かにズバリ麻生久美子の声、ではなくちゃんとカミーユという少女の声になっていて。でも、ズッキーニとカミーユの2人のシーンは、いい意味で峯田さんと麻生さんの会話を想像してしまったな。

こんな和気あいあいとした楽しい舞台挨拶だったんだけど、物語の内容は、いろんな事情を抱えて孤児院にやってきた子どもたちが生活をともにしながらそれぞれ成長していく話。しょっぱなからエグい。でも最後にはほろりとくるいい話。峯田さんは、車が通る音とか、ハエが飛ぶ音とか、子どもの感性だからこそ捉えられる細かい音にも注目してほしいと言っていたので、これから観る方はぜひそういった生活音など細かい描写も楽しんでほしいな。

ストップモーションのアニメで描かれているからまだオブラートに包まれている感はあるけれど、いや、だからこそ問題が浮き彫りにされているのか???話の内容はとてもリアルだ。幸せってなんだろうって考える。悲しい、嬉しい、楽しい、切ない、むかつく・・・いろんな感情がぎゅっとつめこまれた66分だった。

映画『ぼくの名前はズッキーニ』公式サイト